外為市況=米雇用統計を背景に、106円台半ば

2019/08/03 6:00:00

 週末2日の外国為替市場の円相場は、1ドル=106円台半ば。
 トランプ米大統領は前日、中国に対する制裁関税「第4弾」を9月1日に発動すると表明。中国側も対抗措置を取る姿勢を示したことから、貿易摩擦による世界経済の悪化懸念が強まり、東京市場で106円台後半を付けた。その後のニューヨーク市場で7月の米雇用統計が発表され、非農業部門就業者数や平均時給などがほぼ予想通りの内容となったものの、就業者数が好調の目安とされる20万人を下回り、前月分の就業者数も下方修正されたことから、米景気に減速の兆しが見え始めたとの見方が強まったためドル売り・円買いが優勢となり、106円台半ばでの推移となっている。

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