外為市況=円は軟調、106円台半ば

2019/08/07 6:00:00

 6日の外国為替市場の円相場は、1ドル=106円台半ば。
 前日に中国人民元が対ドルで11年ぶりの安値を付けたことで、トランプ政権が中国を「為替操作国」に認定した。しかし、中国人民銀行(中央銀行)が人民元の対ドル基準値を元高水準に設定したことで、6日の人民元相場は堅調に推移した。これを受けて、米中貿易摩擦激化への過度の懸念が後退したため、ドルが買い戻される展開。ニューヨーク取引は概ね1ドル=106円台半ばで推移した。本日の米株式市場が堅調に推移したことも、投資家のリスク回避姿勢を後退させた。ただ、トランプ米大統領は中国に対する強硬姿勢を崩しておらず、米中貿易摩擦が世界経済の成長を阻害するとの警戒感は根強い。

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