外為市況=円相場は、一時105円台半ば

2019/08/08 6:00:00

 7日の外国為替市場の円相場は、1ドル=106円前半。
 米国の長期金利低下を手掛かりに、ドル売り・円買いが優勢の展開。ニューヨーク・ダウ平均が一時500ドル超の急落となり、投資家がリスク回避姿勢を強めたことも円買いを誘い、一時1ドル=105円台半ばまで円高・ドル安に振れた。英国が欧州連合(EU)から「合意なき離脱」に踏み切るとの警戒感や、米中貿易摩擦の長期化懸念も引き続き、リスク要因として意識されている。また、前週に米国が利下げに踏み切ったことに加え、ニュージーランド、インド、タイなども政策金利の引き下げに動くなか、日銀に利下げ余地がないことで、円買いが入りやすくなっているとの見方もある。ただ、取引終盤にかけて米株価が下げ幅を縮小したため、円買いの動きも一服。106円台前半まで円安方向に切り返した。

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