外為市況=円相場は、106円付近

2019/08/09 6:00:00

 8日の外国為替市場の円相場は、1ドル=106円付近。
 8日発表された中国の貿易統計は、輸出が3月以来の大幅な伸びを記録。輸入は予想ほどの落ち込みとならなかったため、米中貿易摩擦長期化に伴う、世界経済の鈍化懸念が和らいだ。また、中国人民銀行(中央銀行)が、人民元の対ドル基準値を予想よりも元高水準に設定した。これら受けて、投資家のリスク選好姿勢が強まり、欧米株が上昇。相対的に安全な通貨とされる円を売る動きが優勢となり、1ドル=106円20銭台まで円が弱含む場面がみられた。しかし、トランプ米大統領がツイッターへの投稿で、米連邦準備制度理事会(FRB)を改めて批判し、ドル高への不満を表明したことがドルの上値を抑える格好となり、取引終盤は106円付近でもみ合う格好となった。


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