外為市況=円相場は、一時105円台前半

2019/08/10 6:00:00

 週末9日の外国為替市場の円相場は、1ドル=105円台半ば。
 海外市場の流れを引き継いで、ニューヨーク取引は1ドル=105円台後半で始まった。その後、トランプ米大統領が「中国との通商協議は継続しているが、われわれには合意する用意はできていない」と述べたことで、米中貿易摩擦の長期化への警戒感が強まった。また、トランプ氏が米連邦準備制度理事会(FRB)に対して1%の利下げを要求したとも報じられており、これらを手がかりにドル売り・円買いが優勢となり、一時105円台前半までドル安・円高に振れる格好となった。英国のジョンソン首相が政府職員に対して「合意なき欧州連合(EU)離脱への備えが最優先課題」とする書簡を送ったと報じられたほか、イタリアのサルビーニ副首相が、連立政権は崩壊しており「有権者に速やかに選択を仰ぐべき」とし、早期の解散・総選挙を要求したことによる同国の政局不透明感も投資家のリスク回避の動きを促し、相対的に安全な通貨とされる円が買われる要因となった。

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