外為市況=逆イールド現象を受けて円高進行

2019/08/15 6:00:00

 14日の外国為替市場の円相場は、1ドル=106円近辺。
 米国が対中制裁関税第4弾から一部製品を除外するとしたことを受け、急速に円安・ドル高が進んだ前日の流れが一服する中、この日の債券市場で長期金利の指標である10年物米国債利回りが急低下し、2年債利回りを下回る「長短金利逆転(逆イールド)」現象が出現。ロイター通信によると逆転は住宅バブル崩壊が始まった2007年6月以来とのことで、リセッション(景気後退)の兆候とされる逆イールド現象が生じたことから投資家心理が一段と冷え込み、米株価が大幅安となったことから相対的に安全な通貨とされる円はドルなどに対して買われる格好。概ね1ドル=106円近辺まで円高・ドル安が進行する展開となった。市場からは「前日の対中制裁関税一部延期に対する反応が過剰だったとの見方もあったようだ」との声も聞かれた。

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