外為市況=狭いレンジ内取引

2019/08/17 6:00:00

 週末16日の外国為替市場の円相場は、1ドル=106円台前半。
 米中貿易摩擦が長期化していることで経済減速懸念が燻る中、中国国家発展改革委員会がこの日、内需を刺激するために今年と来年に可処分所得を引き上げる対策を打ち出すと表明。これを受けて米株価が大幅高となったがドル・円相場の反応は鈍く、本日発表された主要な米経済指標に対しても目立った反応は見られず、全般的に積極的な商いが控えられる格好。概ね1ドル=106円台前半での狭いレンジ内取引となった。市場筋は「来週23日に米西部ワイオミング州ジャクソンホールで開かれる経済シンポジウムで、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が講演する予定。これを待ちたいとの思惑も様子見ムードに拍車をかけたようだ」と指摘した。
 ユーロ・ドル相場は、ドイツの連立政権が景気後退に陥った際に財政均衡ルールを撤廃し、新たな借り入れを行う用意を整えるとの一部報道を受けてユーロ買い・ドル売りが先行する場面もあったが、全般的にはドル・円相場同様、様子見ムードが漂って積極的な商いは控えられた。

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