東京外為市況=一時は約7カ月半ぶりの円高水準となる104円台後半

2019/08/26 15:28:16

 週明け26日の東京外国為替市場の円相場は、105円台前半。  トランプ米大統領が中国の報復関税への対抗措置として、制裁関税の引き上げを発表したことを受け、米中の貿易戦争が激化するとの懸念から、投資家のリスク回避姿勢が広がり、相対的に安全な通貨とされる円を買ってドルを売る動きが強まった海外市場の地合いを引き継ぎ、円相場は約7カ月半ぶりの円高・ドル安水準となる104円台後半で始まった後は、軟調に始まった日経平均株価が引けにかけて下げ渋ったことに加え、輸入企業による実需の円売り・ドル買いが優勢となり、105円台前半での推移となっている。急激な円高・ドル安を受けて、通貨当局が何らかの反応を示すかもしれないという警戒感も台頭したようだ。

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