外為市況=円相場は、106円台前半

2019/08/31 6:00:00

 週末30日の外国為替市場の円相場は、1ドル=106円台前半。
 米国による対中国追加関税「第4弾」の発動を9月1日に控えて、米中対立への警戒感から円買い・ドル売りが優勢となり、ニューヨーク取引序盤は1ドル=106円10銭台まで円高・ドル安に振れた。朝方発表された7月の個人消費支出(PCE)物価指数が、前年同月比1.4%上昇にとどまり、米連邦準備制度理事会(FRB)が目標とする2%を9カ月連続で下回った。インフレ圧力の弱さが改めて意識されたほか、個人所得が前月比0.1%増と、10カ月ぶりの低い伸びにとどまり、年末商戦を前に所得減少が個人消費の落ち込みに繋がるとの警戒感もドル売りを誘った。しかしその後、ユーロ・ドル相場でドルが上伸したことで、ドル・円相場でもドル買いが優勢となり、一時106円台40銭付近まで円安に振れた。
 ユーロは軟調。トランプ米大統領が「ユーロがドルに対し『ものすごい勢い』で下落している」とツイッターに投稿し、FRBを改めて批判した。しかし、この発言が思惑筋のユーロ売りを呼び込む格好となり、1ユーロ=1.09ドル台までユーロが下落した。

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