外為市況=ドル・円は米国市場休場により動意薄

2019/09/03 6:00:00

 週明け2日の外国為替市場の円相場は、1ドル=106円台前半。
 1日に米国が対中制裁関税「第4弾」を発動すると、中国も報復関税を発動するなど米中両国の貿易をめぐる対立が激化しているものの、この日は米国市場が「レーバー・デー」により休場となったことで市場参加者が少なく様子見ムードが漂い、積極的な商いは控えられて全般的に動意に乏しい値動き。ドル・円相場は概ね1ドル=106円台前半での狭いレンジ内取引となった。
 ユーロはドルに対して軟調。トランプ米大統領の発言などを受け、ユーロがドルに対して下落した前週末の流れを継続する中、ユーロ圏主要国ドイツの景気減速懸念や英国による欧州連合(EU)からの「合意なき離脱」に対する根強い警戒感もユーロ売り・ドル買いを誘った模様。

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