外為市況=米雇用統計を受けて円買い先行

2019/09/07 6:00:00

 週末6日の外国為替市場の円相場は、1ドル=106円台後半。
 米労働省がこの日発表した8月雇用統計で、景気動向を反映するとされる非農業部門就業者数の伸びが予想を下回り、景気拡大の目安とされる20万人増を4カ月連続で下回った。平均時給は前月比・前年同月比ともに予想を上回り賃金の伸びが確認されたものの、雇用の伸びが鈍化したことが注目されて米景気減速懸念が再燃。米連邦準備制度理事会(FRB)が9月17・18日開催の連邦公開市場委員会(FOMC)で追加利下げに踏み切るとの見方が一段と強まり、一時は1ドル=106円60銭台まで円高・ドル安が進行。ただ、その後はFRBのパウエル議長がスイス・チューリヒでの討論会で追加利下げを示唆しながらも「米景気後退は予想しておらず、将来の景気後退時に利下げできる余地が少なくなっている」などと発言したことから過度な円高・ドル安は一服。概ね同106円80銭台での取引となった。

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