東京外為市況=106円台後半での取引

2019/09/09 17:11:50

 週明け9日の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=106円台後半での取引。  先週末の海外市場では、6日公表の米雇用統計で非農業部門の就業者数の伸びが市場予想を下回ったことを受け一時円高に振れたが、その後のパウエルFRB議長の経済展望や金融政策に関する発言と、中国人民銀行による預金準備率の引き下げ発表を材料に円安方向に戻した。東京市場では海外の流れを引き継いで始まった後、総じて106円台後半でもみ合う展開。市場関係者は「米雇用統計通過後の落ち着き処を探る様相だが、米中貿易摩擦の緊張緩和への期待などを背景に円はやや軟化傾向にある」と指摘した。

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