外為市況=ECB理事会や米中貿易協議の進展期待から、108円台前半

2019/09/13 6:00:00

 12日の外国為替市場の円相場は、1ドル=108円台前半。
 欧州中央銀行(ECB)は定例理事会で、マイナス金利を深堀りしたほか、11月から量的緩和策を再開すると発表したことを受け、ユーロが対ドルで軟調となり、これに連れる格好でドルは対円でも堅調となったことに加え、トランプ米大統領は11日、10月1日に予定していた対中制裁関税第1〜3弾の税率引き上げを15日に延期する方針を表明。中国商務省の高峰報道官は12日、米中貿易摩擦の激化に伴い中断している中国による米国産農産物の輸入を再開する意向があることを明らかにしたことから、米中両国が10月上旬に開かれる閣僚級協議に向け、歩み寄りの姿勢を示したと受け止められたため、投資家のリスク回避姿勢が後退し、相対的に安全な通貨として買われていた円を売ってドルを買う動きが優勢となり、108円台前半での推移となっている。

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