外為市況=サウジ情勢を受けて、円は一時107円台半ば

2019/09/17 6:00:00

 週明け16日の外国為替市場の円相場は、1ドル=108円付近。
 サウジアラビアの石油関連施設が無人機の攻撃を受け、同国の石油生産能力の半分に相当する日量570万バレルの生産が停止した。このため、国際市場で原油価格が急伸。世界経済への悪影響が懸念された。また、前週末に発表された中国の鉱工業生産や小売売上高も低調であったため、投資家がリスク回避姿勢を強め、相対的に安全な通貨とされる円が買われる展開。早朝のアジア取引では一時1ドル=107台半ばまで円が強含みとなった。しかしその後は、サウジアラビア情勢の推移を見極めたいとの思惑や、明日からの米連邦公開市場委員会(FOMC)待ちのムードが漂い、全般に積極的な商いが見送られる格好となり、108円付近に水準を戻してもみ合い推移となった。

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