外為市況=FOMC後に円は軟化

2019/09/19 6:00:00

 18日の外国為替市場の円相場は、1ドル=108円台前半。
 米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果待ちのムードが漂い、ニューヨーク取引は序盤から108円10銭〜20銭台の狭いレンジでの値動きが続いた。注目されたFOMCでは、主要政策金利であるフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を0.25%ポイント引き下げ、1.75〜2.0%とした。概ね市場予想通りであったものの、FOMC後にはややドル買いが優勢となり、一時108円台半ばまで円安・ドル高に振れた。パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が会見で、景気がさらに悪化すれば利下げが適切と述べたものの、来年にかけて政策金利の見通しを固めるのは難しいとも語り、金融政策の方向性を明確に示さなかったため、市場では予想よりもハト派的ではないとの見方が浮上したとみられる。FOMCの結果を受けて、トランプ米大統領はツイッターに「パウエル議長とFRBは再び失敗した」と投稿、利下げ幅が小幅にとどまったことに失望を表明した。

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