外為市況=米中協議への期待が後退、リスク回避の円買いが優勢

2019/09/21 6:00:00

 週末20日の外国為替市場の円相場は、1ドル=107円台半ば。
 米国の長期金利の低下を手掛かりに、欧州取引時間帯には1ドル=107円80銭付近まで円が強含む展開。その後は持ち高調整のドル買いに108円付近に水準を戻してもみ合いが続いたが、トランプ米大統領が米中貿易協議について「米国は完全な形での合意を求めており、部分的な合意ではない」とし「来年の米大統領選前に合意が成立する必要はない」との見解を示したことに加え、米国を訪れている中国代表団が、来週予定されていた米農家の視察を取りやめ、早期に帰国すると報じられたことで、米中協議への期待が後退。投資家がリスク回避姿勢を強めたため、相対的に安全な通貨とされる円が買われ、107円台半ばまで円高・ドル安に振れる展開となった。

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