外為市況=米大統領の演説などを受けて円買い先行

2019/09/25 6:00:00

 24日の外国為替市場の円相場は、1ドル=107円近辺。
 コンファレンス・ボード(CB)がこの日発表した9月の米消費者信頼感指数が予想を大きく下回り、9カ月ぶりの大幅低下となったことを受けて円買い・ドル売りが入る中、トランプ米大統領がこの日行った国連総会での一般討論演説で、イランに対し経済制裁を中心とした「最大限の圧力」で対話に導く方針への同調を各国に求めた上に、中国についても不公正な貿易慣行などに言及して同国を牽制。これにより投資家がリスク回避姿勢を強めたことから、相対的に安全な通貨とされる円の買いが促され、概ね1ドル=107円近辺まで円高・ドル安に振れる展開となった。
 ユーロは堅調。英国の最高裁判所がこの日、ジョンソン首相による10月末の欧州連合(EU)離脱期日直前まで議会を閉会する措置は違憲との判決を下し、これを受けてEUからの合意なき離脱への警戒感が和らいだことから、ユーロはドルなどに対して買われる格好となった。

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