外為市況=良好な米統計などを受けて円売り優勢

2019/09/26 6:00:00

 25日の外国為替市場の円相場は、1ドル=107円台後半。
 米民主党のペロシ下院議長が前日、トランプ大統領の弾劾訴追に向けた審議を開始すると表明したことを受けて円高・ドル安に振れる場面もあった。しかしその後は、この日発表された8月米新築住宅販売件数が良好だったことや、トランプ大統領が米中通商合意について「中国は合意を切望しており、皆が考えているよりも早い時期に合意に至る可能性がある」と発言し、前日の国連総会演説で中国に強硬姿勢を改めて示したのとは一転したことを背景に、投資家のリスク回避姿勢が弱まったことから相対的に安全な通貨とされる円の売りがドルなどに対して優勢となり、1ドル=107円台後半まで円安・ドル高に振れる展開となった。また、米司法省がトランプ大統領とウクライナのゼレンスキー大統領が今年7月に行った電話会談の記録を公表し、来年の大統領選の有力対立候補であるバイデン前副大統領の子息に絡む疑惑を調査するようゼレンスキー氏に依頼していたことが判明したが、トランプ大統領の罷免には至らないとの見方が出たことを円売り要因とする向きもあった模様。

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