外為市況=米政局不安を背景に一時円高に振れるも、その後一服

2019/09/27 6:00:00

 26日の外国為替市場の円相場は、1ドル=107円台後半。
 前日に公表されたトランプ米大統領とウクライナのゼレンスキー大統領との電話会談記録に、ウクライナ軍事支援の実施をめぐるやりとりは記録になかったものの、米民主党はトランプ大統領の不正がかえって明らかになったと主張。また、この日は米下院情報特別委員会が内部告発書を公表し、トランプ大統領がウクライナを米大統領選に介入させようとしたと指摘するなど、弾劾への動きが加速したことから政局不安が高まり、投資家のリスク回避姿勢が強まる格好。相対的に安全な通貨とされる円はドルなどに対して買われ、一時は1ドル=107円台前半まで円高・ドル安に振れたが、その後は円高の流れが一服し、概ね同107円台後半での取引となった。市場筋は「米上院で11月21日までのつなぎ予算が可決され、政府機関閉鎖が回避される見通しとなったことも円高の流れに歯止めをかけたようだ」と指摘した。

関連ニュース(為替)

最新ニュース

※ 当社提供の情報について
本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終判断はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスにより利用者の皆様に生じたいかなる損害についても、第一商品は一切の責任を負いかねますことをご了承願います。

※ 本サイトに掲載されている情報の無断転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。

ページトップ