外為市況=一時108円台まで円安進行も、その後一服

2019/09/28 6:00:00

 週末27日の外国為替市場の円相場は、1ドル=107円台後半。
 中国の米製品購入の動きや10月の米中閣僚級会議が予定通り開催される見通しとの報が相次いで伝わり、こうした背景から米中貿易協議の進展期待が広がる格好。相対的に安全な通貨とされる円はドルなどに対して売られ、一時は1ドル=108円台前半まで円安・ドル高が進行。ただ、その後はトランプ米大統領が来年の大統領選での再選を目指し、有力候補である民主党のバイデン前副大統領の子息に絡む疑惑を調査するよう、ウクライナのゼレンスキー大統領に圧力をかけたとされる問題により政局不安が燻っていることに加え、イランのロウハニ大統領が「米政府が対話の見返りに制裁解除を提案してきた」と述べたことに対し、トランプ大統領はツイッターに「イランは会談を持つために私が制裁を解除することを望んでいたが、私は無論ノーと言った!」と投稿したことを受けて投資家がリスク回避姿勢を強めたためか、円はドルなどに対して買い戻されて円安の流れは一服。概ね同107円台後半での取引となった。

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