外為市況=米中貿易摩擦をめぐる過度の懸念が後退し108円台前半

2019/10/01 6:00:00

 週明け30日の外国為替市場の円相場は、1ドル=108円台前半。
 米メディアは27日、トランプ政権が中国企業への証券投資制限や中国企業の上場廃止などを検討していると報道したことを受け、米中対立激化への懸念が広がったが、この報道についてナバロ米大統領補佐官が30日、「半分は極めて不正確で全くの虚偽だ」と事実上否定したことを背景に、投資家のリスク回避姿勢が後退し、相対的に安全な通貨として買われていた円を売ってドルを買う動きが優勢となり、108円台前半での推移となっている。
 ユーロはドイツの有力経済研究所が今年の同国の成長率見通しを下方修正することを決めたという報道を背景に、ユーロ売り・ドル買いが先行したため、一時は2017年5月以来約2年5カ月ぶりに、1ユーロ=1.09ドルを割り込んでいる。

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