東京外為市況=株安を眺めて円高基調に

2019/10/03 16:40:00

 3日の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=107円台前半。
 米民間雇用関連指標の低調な数字を受け、米経済の先行き不透明感が強まったことなどから米株価が急落し、投資家の間にリスク回避ムードが広がったことから相対的に安全な通貨とされる円がドルなどに対して買われた前日の海外市場での流れを引き継ぐ中、日経平均株価が大幅安となったことも円買い要因となり、一時は1ドル=107円の節目を上抜いた。ただ、その後は今夜発表の米週間新規失業保険申請件数の結果を待ちたいとの思惑から積極的な商いが控えられて過度な円高は一服。概ね同107円台前半での取引となった。

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