東京外為市況=米中貿易協議への期待から円は軟調

2019/10/08 17:00:00

 8日の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=107円台前半。
 前日の海外市場では、米国家経済会議(NEC)のクドロー委員長が、中国との貿易協議に関して「いくつかの追加的な進展の可能性がある」と述べたため、米中貿易協議進展期待が浮上。投資家がリスク選好姿勢を強めたため、相対的に安全な通貨とされる円を売る動きが優勢の展開。米長期金利の上昇もドル買い・円売り要因となり、1ドル=107円台前半までドル高・円安に振れた。東京市場はこの流れを引き継いで始まった後、新たな決め手材料に乏しいためか、概ね107円30銭〜40銭付近の狭いレンジでもみ合う格好となった。

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