外為市況=米中貿易摩擦激化に対する懸念が後退し、107円台半ば

2019/10/10 6:00:00

 9日の外国為替市場の円相場は、1ドル=107円台半ば。
 米ブルームバーグ通信は9日、中国が米国との貿易協議で部分的合意の可能性をまだ排除していないと報道したことに加え、英紙フィナンシャル・タイムズは中国が米国との緊張緩和に向け、米農産物の購入額引き上げを提案していると伝えたことを受け、10日からワシントンで開催される米中閣僚級貿易協議をめぐる過度な懸念が後退したため、投資家のリスク回避姿勢も後退し、安全な通貨として買われていた円を売ってドルを買う動きが優勢となり、107円台半ばでの推移となっている。

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