東京外為市況=強弱材料が交錯し、108円台後半でのもみ合い

2019/10/16 15:29:24

 16日の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=108円台後半。
 英国の欧州連合(EU)離脱問題で、経済への悪影響が懸念される「合意なき離脱」が回避されるとの見方が強まり、比較的安全な通貨として買われていた円を売ってドルを買う動きが先行した海外市場の地合いを引き継ぎ、円相場は108円台後半で始まった後は、堅調に始まった日経平均株価が年初来高値を更新する一方、米下院が香港人権法案を可決したのに対し、中国が外務省報道官談話で「強烈な憤慨」を表明したため、米中関係の先行きに対する警戒感が強まるなど、強弱材料が交錯したため、108円台後半でのもみ合いとなっている。

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