外為市況=円相場は108円台後半

2019/10/17 6:00:00

 16日の外国為替市場の円相場は、1ドル=108円台後半。
 海外市場の流れを引き継いで、NY取引は1ドル=108円台後半で始まった。その後発表された9月の米小売売上高が市場予想に反し減少となったため、米国の景気先行き懸念からドル売り・円買いが優勢となり、108円台半ばまで円高に振れた。しかし、英国の欧州連合(EU)離脱をめぐって、合意の可能性が高まったとの一部報道を受けて投資家のリスク選好姿勢が強まり、相対的に安全な通貨とされる円が売られる格好で、108円台後半に水準を戻す展開となった。市場筋は「低調な米小売売上高や米中通商協議の不透明感が懸念材料となるが、英国の合意なき離脱が回避されるとの楽観的な見方が投資家のリスク許容度を高める要因となったようだ」と指摘した。

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