外為市況=円相場は強含み、108円台半ばで推移

2019/10/18 6:00:00

 17日の外国為替市場の円相場は、1ドル=108円台半ば。
 英国と欧州連合(EU)が離脱協定案の修正で合意したと報じられ、投資家のリスク回避姿勢が後退。相対的に安全な通貨とされる円が売られる展開となり、1ドル=108円台後半で推移した。しかし、修正案は英議会の承認が必要であるため、19日の英下院採決までは予断を許さないとの見方から、次第に円が買い戻される展開。本日発表された米経済指標が総じて低調な内容であったことも、ドル売り・円買いを促す要因となり、その後は108円台半ばまで円が強含みとなった。市場筋は「米指標は下振れとなったが、英国のEU離脱問題をめぐる不透明感がひとまず後退。また、米中貿易協議に絡んで、中国商務省が早期の合意を達成したいと表明したことで、投資家がリスク許容度を高めたため、ドル売り圧力は強まらなかった」と指摘した。


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