外為市況=強弱材料が交錯し、108円台半ばで小動き

2019/10/23 6:00:00

 22日の外国為替市場の円相場は、1ドル=108円台半ば。
 トランプ米大統領は21日、米中通商協議が順調に進んでいると発言したことに続き、22日には中国の楽玉成外務次官が両国間の協議は幾分前進したとした上で、双方が互いに敬意を払えばいかなる問題も解決可能だとの見方を示したことから、投資家のリスク回避姿勢が後退し、安全な通貨として買われていた円を売ってドルを買う動きが優勢となる一方、英国の欧州連合(EU)離脱をめぐり、22日の英下院でジョンソン首相が提案した超短期の審議日程が否決された場合、首相が離脱案を撤回すると伝えられたことで、再び迷走に陥るとの懸念が強まるなど強弱材料が交錯したため、108円台半ばで小動きとなっている。

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