外為市況=EU大統領の提案をきっかけに、108円台後半

2019/10/24 6:00:00

 23日の外国為替市場の円相場は、1ドル=108円台半ば。
 英下院は22日、欧州連合(EU)離脱に必要な関連法案(EU離脱協定法案)を24日までの3日間で迅速審議するよう求めた政府の提案を反対多数で否決。ジョンソン英首相が目指す31日までのEU離脱実現が難しくなったことを受け、一時は投資家のリスク回避姿勢が広がり、相対的に安全な通貨とされる円を買ってドルを売る動きが優勢となる場面も見られたが、その後はEUのトゥスク大統領が23日、離脱期限を来年1月末まで延期する英政府の要請を受け入れるよう加盟国に提案したことから、英国の「合意なきEU離脱」はひとまず回避されるとの見方が広がりドルが買い戻されたため、108円台後半での推移となっている。

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