外為市況=FOMC待ちとなるなか、108円台後半でもみ合い

2019/10/30 6:00:00

 29日の外国為替市場の円相場は、1ドル=108円台後半。
 明日まで開かれる米連邦公開市場委員会(FOMC)待ちのムードが強まるなか、アジア・欧州市場は109円付近での値動きが続いた。NY取引もこの流れを引き継ぐ展開。米中通商協議を巡る「第1段階」の合意文書署名が、チリで来月開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)に間に合わない可能性が報じられたため、円買いが優勢となる場面がみられたが、合意に向けた協議は継続されるとも伝わり、一段のドル売りには繋がらなかった。また、トランプ米大統領が「FRBは全く分かっていない!われわれには無限の可能性があるが、それを妨げているのはFRBだ」とツイッターに投稿。改めて、マイナス金利を導入している他の国々に追随する必要があるとしたが、市場の反応は限られた。市場筋は「0.25%の利下げは織り込み済みで、市場の注目はパウエル議長が会見で、今後の利下げペースを示唆するかどうかに集まっている」と指摘した。

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