外為市況=円は堅調、107円台後半

2019/11/01 6:00:00

 31日の外国為替市場の円相場は、1ドル=107円台後半。
 米メディアが、中国が米国との包括的かつ長期的な通商合意の実現に疑念を抱いていると報じた。また、中国当局者は最大の争点である問題については譲歩しないと警告したともしており、米中通商協議の先行きに対する懸念が再燃。投資家のリスク回避姿勢が強まり、相対的に安全な通貨とされる円が買われる展開。中国の製造業購買担当者景況指数(PMI)で中国経済の鈍化懸念が再燃したほか、10月のシカゴPMIが下振れとなったことで、明日の米雇用統計への警戒感も浮上。1ドル=107円台後半を付け、約3週間ぶりの円高・ドル安水準となった。

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