外為市況=円は軟調、108円台前半

2019/11/02 6:00:00

 週末1日の外国為替市場の円相場は、1ドル=108円台前半。
 決め手材料に乏しく、アジア・欧州市場は1ドル=108円付近でもみ合い推移が続いた。その後発表された10月の米雇用統計では非農業部門就業者数が前月比12.8万人増と市場予想(8.9万人増)を上回った。失業率は3.6%と、約50年ぶりの低水準となった前月の3.5%から悪化した。ただ、就業者数の8月、9月分が上方改定されるなど、米雇用情勢は良好との思惑から、ドル買い・円売りが優勢の展開。108円台前半まで円安に振れた。10月の米ISM(供給管理協会)製造業景況指数が下振れとなったため、108円付近まで水準を戻す場面がみられたが、米通商代表部(USTR)が、ライトハイザー代表とムニューシン米財務長官、および中国の劉鶴副首相が電話協議を行い、様々な分野で進展があったと明らかにしたほか、中国国営新華社通信が「米中の主要貿易交渉官らが協議した結果、原則合意に到達した」と報じたことで、再びドル買いが優勢となり、取引終盤は108円台前半で推移した。

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