外為市況=円の売り過剰感高まる

2019/11/07 6:00:00

 6日の外国為替市場の円相場は、1ドル=108円台後半。
 良好な10月米雇用統計や米供給管理協会(ISM)非製造業景況指数を受け、過度な米景気減速に対する懸念が和らいだことなどから円安・ドル高が進んだ最近の流れに対する反動で円の売り過剰感が高まる中、トランプ米大統領と中国の習近平国家主席による部分的貿易合意の署名が12月にずれ込む可能性があるとの一部報道を受け、日増しに高まっていた米中貿易協議進展期待が若干後退したことで円はドルなどに対して買い戻される格好。ただ、この日は主要な米経済指標の発表がなかったことで、積極的な商いが控えられたためか一段の円買いにはつながらず、ドル・円相場は概ね1ドル=108円台後半での値動きとなった。

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