外為市況=円相場は108円台半ばでもみ合い

2019/11/20 6:00:00

 19日の外国為替市場の円相場は、1ドル=108円台半ば。
 米中貿易協議の先行き不透明感を背景に、アジア取引時間帯には一時1ドル=108円台前半まで円高・ドル安に振れる展開となった。その後は、米国の長期金利の上昇を受けてドルを買い戻す動きが優勢となり、108円80銭台まで円安方向に切り返した。ニューヨーク取引時間帯に入った後は、本日発表された10月の米住宅着工件数が2カ月ぶりに増加し、先行指標である住宅着工許可件数が市場予想を上回ったことがドル買い要因となる一方で、トランプ米大統領が「米政府が中国と通商問題で合意できなければ、対中関税を一段と引き上げる」と述べたため、ドルの上値は抑えられ、概ね108円台半ばでもみ合う展開となった。市場では「明日の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨の公表を待ちたいとの思惑もあるようだ」との指摘が聞かれた。

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