外為市況=円相場は108円台半ば、FOMC議事要旨には反応薄

2019/11/21 6:00:00

 20日の外国為替市場の円相場は、1ドル=108円台半ば。
 米議会上院が19日、香港での人権尊重や民主主義を支援する「香港人権・民主主義法案」を全会一致で可決した。中国外務省は20日「中国への内政干渉で、強烈な非難と断固とした反対を表明する」との談話を発表。「米国が独断専行するなら有力な措置をとる」とも強調したため、通商協議への影響が懸念された。また、ホワイトハウスの関係筋の話として「第一段階」の通商合意の署名が来年にずれ込む可能性があると報じられている。これを受けて投資家のリスク回避姿勢が強まり、相対的に安全な通貨とされる円を買ってドルを売る動きが先行した。ただ、同法案にトランプ米大統領が拒否権を発動する可能性があるため、推移を見極めたいとの思惑から、一段の円買いの動きには繋がらなかった。注目された米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨は、予想された内容であったため円相場の反応は限られた。

関連ニュース(為替)

最新ニュース

※ 当社提供の情報について
本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終判断はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスにより利用者の皆様に生じたいかなる損害についても、第一商品は一切の責任を負いかねますことをご了承願います。

※ 本サイトに掲載されている情報の無断転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。

ページトップ