外為市況=米中協議への期待から円は軟調

2019/11/22 6:00:00

 21日の外国為替市場の円相場は、1ドル=108円台後半。
 米上下両院で可決された、香港での人権尊重や民主主義を支援する「香港人権・民主主義法案」にトランプ大統領が署名する意向と報じられ、米中貿易協議への影響が懸念されたものの、米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が関係筋の話として、劉鶴副首相が米通商代表部(USTR)のライトハイザー代表とムニューシン財務長官を北京に招待し、28日の米感謝祭前の協議開催を期待していると報じられたほか、香港のサウス・チャイナ・モーニングポストが、米中が「第1段階」の合意に達しなくても、米政府が12月15日に予定している中国製品への追加関税の発動が延期される公算が大きいと伝えた。これらを受けて投資家のリスク回避姿勢が和らぎ、相対的に安全な通貨とされる円を売る動きが先行した。

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