外為市況=約半年ぶりの円安・ドル高水準に

2019/11/28 6:00:00

 27日の外国為替市場の円相場は、1ドル=109円台半ば。
 米中政府関係者が貿易協議「第1段階」合意について前向きな発言を相次いで行い、これを受けて米中貿易協議進展期待が高まっていることを背景に円安・ドル高基調が継続する中、この日発表された今年第3四半期の国内総生産(GDP)改定値や10月の耐久財受注などといった主要な米経済指標が総じて良好な数字を記録。これが投資家のリスク回避選好意欲を回復させたことから、相対的に安全な通貨とされる円はドルなどに対してさらに売られやすくなる格好。5月31日以来およそ半年ぶりの円安・ドル高水準となる1ドル=109円50銭台を付けるなど、円売り・ドル買いが優勢の流れとなった。

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