外為市況=米国市場休場により様子見ムード漂う

2019/11/29 6:00:00

 28日の外国為替市場の円相場は、1ドル=109円台半ば。
 トランプ米大統領が27日に香港の反政府デモを支援する「香港人権・民主主義法案」に署名。これに対し中国政府はこの日、断固とした報復措置をとると表明し、これまで市場に広がっていた米中貿易協議進展期待が後退。投資家のリスク回避姿勢が強まり、相対的に安全な通貨とされる円はドルなどに対して買われ、一時は1ドル=109円台前半まで円高・ドル安が進行。しかしその後は、米国市場が「感謝祭」の祝日により休場となったことで市場参加者が少なく様子見ムードが漂う中、持ち高調整的な円売り・ドル買いが入り、概ね同109円台半ばでの取引となった。

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