外為市況=109円台半ばでもみ合い推移

2019/11/30 6:00:00

 週末29日の外国為替市場の円相場は、1ドル=109円台半ば。
 トランプ米大統領が香港の自治と人権の擁護を目的とする「香港人権・民主主義法案」に署名し、同法案が成立するなど香港の反政府デモを支援する米国の動きに、中国政府は前日に内政干渉と猛反発。こうした香港情勢をめぐる両国の動向が貿易協議の先行き不透明感を再燃させ、投資家のリスク回避姿勢が強まったことから、相対的に安全な通貨とされる円をドルなどに対して買う動きが見受けられる格好。ただ、この日は主要な米経済指標の発表などもなく、新規の手掛かり材料に乏しいことで積極的な商いが控えられたためか一段の円買いにはつながらず、ドル・円相場は概ね1ドル=109円台半ばでもみ合い推移となった。

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