東京外為市況=午後に入り、過度な円高は一服
2019/12/04 16:35:00
4日の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=108円台半ば。
トランプ米大統領が米中貿易協議について「期限は設けていない」と発言したほか、ロス米商務長官も合意に至らなければ予定通り今月15日に追加制裁を発動する考えを表明するなど、貿易協議の先行き不透明感が一段と強まったことから円買い・ドル売りが進んだ前日の海外市場での流れを引き継ぐ中、米下院がウイグル人権法案を可決して米中関係の悪化懸念がますます強まったことや、日経平均株価の大幅下落も円買い・ドル売り要因となる格好。ただ、午後に入ってからは円の買い過剰感が高まったほか、今夜発表の11月ADP前米雇用報告を待ちたいとの思惑から様子見ムードが漂った面もあり、過度な円買いは一服して概ね1ドル=108円台半ばでの取引となった。
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- CFTC建玉報告:円/ドル(6月22日時点)6月28日 13:22期間中の円(対ドル)は軟調。米国連邦準備制度理事会(FRB)は16日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げ予想時期を2023年に前倒し。金利・経済見通しでは、18人の当局者の過半数となる11人が23年に少なくとも2回の0.25%ポイントの利上げを予想。日米の金利差を意識した円売りドル買いが進行した。 その後は、パウエル米FRB議長が22日、議会証言で米国の労働市場が急回復を続けても、米FRBは「インフレは一時的」なものとして容認し、事実上のゼロ金利を当面維持する考えを示すと、市場は落ち着きを取り戻し、円が買い戻されたものの、週間ベースでは円安ドル高が進行した。
- CFTC建玉報告:円/ドル(6月15日時点)6月22日 12:51期間中の円(対ドル)は軟調。15日に発表された、5月の米卸売物価指数(PPI、最終需要向け財・サービス)が前月比0.8%上昇と、4月の0.6%上昇から伸びが加速。前年同月比の伸びは6.6%と、2010年11月以降で最大となった。これを受け、15日、16日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)で、物価が上振れする中、量的金融緩和の縮小開始(テーパリング)に向けた示唆がある可能性があるとの見方から米債券は売られ、米長期金利の市場となる米10年債利回りが上昇した流れから、日米の金利差を意識した円売りドル買いが誘われた。
- 6月米FOMC:米利上げ時期が前倒し、量的緩和の縮小に向けた検討に入る6月17日 11:31米連邦準備制度理事会(FRB)が6月15〜16日に連邦公開市場委員会(FOMC)を開催。政策策金利を年0〜0.25%に据え置き、量的緩和策で米国債などを買い入れるペースを月額1200億ドル(約13兆円)で維持することを全会一致で決定。
米FOMC後に公表された参加者18人による政策金利見通しでは、過半数の13人が2023年末までに1回以上の利上げを見込んだ。3月会合からは6人増え、「2回利上げ」する想定を示した。22年中の利上げ想定も3月会合の4人から7人に増え、景気過熱リスクに警戒感が広がっていることを映し出した。
また、パウエル米FRB議長はFOMC後の記者会見で「夏から秋に強い雇用拡大を見込んでいる」と景気の先行きに自信を表明。新型コロナウイルス危機を受けて導入した量的緩和策の縮小に着手するための条件達成に向け「一段と大きく前進するまでは遠いが、景気の改善は続く」とし、今後の会合で具体策を議論すると説明した。
6月16日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金相場は、清算値(終値に相当)後に公表された米FOMC結果が売り材料となり急落。中心限月の期近8月限は一時、前日比52ドル(2.8%)安の1804.40ドルと、中心限月の継続足で5月6日(1781.80ドル)以来1カ月半ぶりの安値を付けた。
米FOMC参加者の政策金利見通しで利上げ時期が従来の2024年以降から2023年に前倒しされ、「2回利上げ」の想定が示された。さらに、パウエル議長が「量的金融緩和策の縮小について議論を始めた」と明らかにするなど、市場にとっては想定以上のタカ派的な内容となり、米長期金利の指標である10年物米国債利回りが1.594%に上昇。金は保有しても金利収入が得られない資産であるため、金利上昇により相対的な魅力が低下し売り材料となった。また、外国為替市場ではドルが対主要通貨で買われ上昇、主要6通貨で構成されるドル指数が一時91.402と5月5日(91.436)以来1カ月半ぶりの高値を付けたことにより、ドル建てで取引される金に割高感が生じたことも売り材料。
NY金は16日の急落で200日移動平均線(6月16日現在:1844ドル付近)を割り込んだことから、次の下値のめどは100日移動平均線(同:1797ドル付近)の水準になることが予想される。また、今後は米FRBから量的緩和の縮小の方針がいつ示されるかが注目され、最短では8月下旬の米西部ワイオミング州ジャクソンホールで開催される経済シンポジウムで発表されるとの見方がある。 - CFTC建玉報告:円/ドル、ユーロ/ドル(6月8日時点)6月14日 12:33期間中の円(対ドル)は軟調。3日、企業向け給与計算サービスのオートマチック・データ・プロセッシング(ADP)とムーディーズ・アナリティクスが発表した5月の全米雇用報告は、民間部門雇用者数が97万8000人増と、2020年6月以来の大幅な伸びだった。また、新規週間失業保険申請件数も38万5000件とコロナ感染拡大以降で初めて40万件を下回り、労働市場改善への期待感から、一時、円売りドル買いが進行した。しかし、4日発表の米雇用統計の非農業部門就業者数は前月比55万9000人増と、市場予想67万5000人を下回る結果となったことがサプライズとなり、ドルが売り戻され、週ベースでは小幅な円安ドル高に留まった。
- CFTC建玉報告:円/ドル、ユーロ/ドル(6月1日時点)6月7日 13:19期間中の円(対ドル)は堅調。5月31日は、米国が「戦没者追悼日(メモリアルデー)」、英国が「スプリング・バンクホリデー」のため、米英市場が休場で取引が薄くなる中、ドイツの物価指標が強めの内容となったことからユーロ買いドル売りが進行したことが響き、円も買われた。また、米FRB高官らが、今の「インフレ上昇は一時的」との見方を示し、米金融緩和の維持を示唆したことで米長期金利が下落したこともドル安要因となった。
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- 12日の金ETFは減少、現物保有量は870.53トン11月13日 08:37ニューヨーク証券取引所に上場されている世界最大規模の金ETF「SPDRゴールド・シェア」現物保有量は、12日時点で前日比1.44トン減の870.53トンとなった。 また、「SPDRゴールド・シェア」の現物保有量は12日現在、2023年12月末と比べ8.58トン減少している。
- 8日の金ETFは減少、現物保有量は876.85トン11月11日 09:24ニューヨーク証券取引所に上場されている世界最大規模の金ETF「SPDRゴールド・シェア」現物保有量は、8日時点で前日比3.74トン減の876.85トンとなった。
また、「SPDRゴールド・シェア」の現物保有量は8日現在、2023年12月末と比べ2.26トン減少している。 - 7日の金ETFは減少、現物保有量は880.59トン11月8日 08:16ニューヨーク証券取引所に上場されている世界最大規模の金ETF「SPDRゴールド・シェア」現物保有量は、7日時点で前日比6.32トン減の880.59トンとなった。 また、「SPDRゴールド・シェア」の現物保有量は7日現在、2023年12月末と比べ1.48トン増加している。
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