東京外為市況=午後に入り、過度な円高は一服

2019/12/04 16:35:00

 4日の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=108円台半ば。
 トランプ米大統領が米中貿易協議について「期限は設けていない」と発言したほか、ロス米商務長官も合意に至らなければ予定通り今月15日に追加制裁を発動する考えを表明するなど、貿易協議の先行き不透明感が一段と強まったことから円買い・ドル売りが進んだ前日の海外市場での流れを引き継ぐ中、米下院がウイグル人権法案を可決して米中関係の悪化懸念がますます強まったことや、日経平均株価の大幅下落も円買い・ドル売り要因となる格好。ただ、午後に入ってからは円の買い過剰感が高まったほか、今夜発表の11月ADP前米雇用報告を待ちたいとの思惑から様子見ムードが漂った面もあり、過度な円買いは一服して概ね1ドル=108円台半ばでの取引となった。

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