外為市況=米中協議への強弱感が交錯し、108円台後半

2019/12/06 6:00:00

 5日の外国為替市場の円相場は、1ドル=108円台後半。
 中国商務省の高峰報道官は5日、米中協議について「双方の交渉団は緊密に連絡を取り合っている」と述べたことから、米中協議の進展期待が広がり、海外市場でドル買い・円売りが先行し、109円を窺う場面も見られたが、その後のニューヨーク市場では、前日にトランプ米大統領が「米中協議は極めて順調に進捗している」と述べたものの、その後に具体的な内容が明らかになっていないことから、米中協議への進展期待が後退したため、投資家のリスク回避姿勢が広がり、相対的に安全な通貨とされる円を買う動きが優勢となったことから、108円台後半での推移となっている。

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