外為市況=米雇用統計が良好となるも、108円台後半でのもみ合い

2019/12/07 6:00:00

 週末6日の外国為替市場の円相場は、1ドル=108円台後半。
 米労働省が本日発表した11月の米雇用統計で、景気動向を反映する非農業部門の就業者数が市場予想を大幅に上回り、増加幅は1月以来10カ月ぶりの高水準となったうえ、失業率も約50年ぶりの低水準となる3.5%に低下した。景気を支える堅調な雇用が維持されていることが確認されたことを受け、投資家のリスク回避姿勢が後退し、統計発表後はドル買い・円売りが先行していた。ただ、ドル買い一巡後は109円を突き抜けるには至らなかったほか、来週10〜11日に開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)や、12日の英総選挙などを睨んだ持ち高調整のドル売り・円買いが優勢となり、108円台後半でのもみ合いとなっている。

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