外為市況=円相場は108円台半ば、FOMC後に強含む

2019/12/12 6:00:00

 11日の外国為替市場の円相場は、1ドル=108円台半ば。
 米連邦公開市場委員会(FOMC)待ちのムードが強まり、アジア・欧州取引時間帯は概ね1ドル=108円70銭付近で推移した。本日発表された11月の米消費者物価指数(CPI)が市場予想を上回る良好な内容となったものの、市場の反応は限られた。注目されたFOMCでは金融政策の据え置きが決まった。市場予想通りであったため、発表直後は目立った動きを見せなかったが、同時に発表された政策金利見通しでは、会合参加者17人のうち13人が現状の金利水準を維持することが妥当との考えを示し、予想中央値は20年末で1.6%と前回会合(1.9%)から引き下げられたため、次第にドル売りが優勢となり、108円50銭付近まで円高・ドル安に振れる展開となった。

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