外為市況=低調な米経済指標を受けて円は買われる

2019/12/20 6:00:00

 19日の外国為替市場の円相場は、1ドル=109円台前半。
 米下院本会議は18日、トランプ米大統領の弾劾訴追案を可決。ただ、可決は大方の予想通りであった上に、年明けに開催される上院での弾劾裁判でトランプ大統領が罷免される可能性は極めて低いため、ドル・円相場への反応は限定的でNY時間帯前までは概ね1ドル=109円台半ばでもみ合っていた。しかしNY時間帯に入ると、本日発表された11月中古住宅販売件数などの主要な米経済指標が総じて低調だったことで、米国の景気減速が改めて意識されて投資家のリスク回避姿勢が強まり、相対的に安全な通貨とされる円がドルなどに対して買われる格好。同109円台前半での取引となった。

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