外為市況=リスク回避姿勢が後退し、108円台半ば

2020/01/03 6:00:00

 年明け2日の外国為替市場の円相場は、1ドル=108円台半ば。
 本日発表された19年12月の米製造業PMI(購買担当者景況指数)・確定値が前月を下回るなど、米製造業の景況感を示す経済指標が低調な内容となったことから、取引序盤はドル売り・円買いが先行したものの、その後は中国人民銀行(中央銀行)が1日、預金準備率を6日付で0.5%引き下げると発表し、金融緩和を継続する姿勢を鮮明にしたうえ、2日発表された中国の2019年12月の製造業購買担当者景況指数(PMI)が前月から低下したものの、景気拡大・縮小の節目である50を5カ月連続で上回ったことを受け、中国経済の減速懸念が和らぎ、投資家のリスク回避姿勢が後退したことから、相対的に安全な通貨として買われていた円を売ってドルを買う動き優勢となり、108円台半ばでの推移となっている。

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