外為市況=中東情勢緊迫化を受け、108円近辺

2020/01/04 6:00:00

 週末3日の外国為替市場の円相場は、1ドル=108円近辺。
 米国防総省は2日夜、トランプ大統領の命令で、イラン革命防衛隊コッズ部隊のソレイマニ司令官を殺害したと発表。米軍はイラクの首都バグダットで空爆を実施したことを受け、イランの最高指導者ハメネイ師は「厳しい報復」を宣言。米イラン間の対立が一層激化するとの懸念が広がったことから、中東地域の地政学的リスクが高まり、投資家のリスク回避姿勢が広がったため、相対的に安全な通貨とされる円を買ってドルを売る動き優勢となり、円相場は11月1日以来約2カ月ぶりに107円台を付ける展開となっている。

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