外為市況=米国とイランの対立が激化する中、円は膠着状態

2020/01/08 6:00:00

 7日の外国為替市場の円相場は、1ドル=108円台半ば。
 この日発表された昨年12月の米供給管理協会(ISM)非製造業景況指数が良好だったことを受けて円がドルなどに対して売られる場面もあったが、全般的には米軍によるイラン革命防衛隊のソレイマニ司令官殺害をきっかけに米国とイランの対立が激化する中、両国の動向を見極めたいとの思惑が広がったためか積極的な商いが控えられる格好。ドル・円相場は概ね1ドル=108円台半ばでの膠着状態となった。
 イラン国会はこの日、ソレイマニ司令官殺害への報復として米国防総省を「テロ組織」とし、殺害に関与した米兵らを「テロリスト」に指定する法案を可決。一方、米国務省は否定しているものの、イランのザリフ外相が9日の国連安保理会合に出席するために申請していた訪米ビザの発給を米政府が拒否したとの報が伝わるなど、両国の対立激化への警戒感は根強い。

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