外為市況=総じて低調な米雇用統計を受け、やや円高の流れに

2020/01/11 6:00:00

 週末10日の外国為替市場の円相場は、1ドル=109円台半ば。
 米労働省がこの日発表する昨年12月雇用統計を待ちたいとの思惑が広がる中、ポジション調整的な円売り・ドル買いが入って1ドル=109円台後半で推移する場面もあった。しかし米雇用統計が発表されると、景気動向を反映するとされる非農業部門就業者数の伸びが予想を下回ったほか、物価の先行指標とされる平均時給も前月から鈍化するなど低調な内容だったことから、円買い・ドル売りの流れへと反転。ただ、失業率は約50年ぶり低水準を維持するなど、個人消費を支える堅調な雇用情勢を示唆したためか、一段の円買い・ドル売りにはつながらず、概ね同109円台半ばでの取引となった。

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