外為市況=米中対立の緩和期待を背景に、8カ月ぶり110円台

2020/01/15 6:00:00

 14日の外国為替市場の円相場は、1ドル=110円近辺。
 米中貿易協議「第1段階の合意」の署名式を翌15日に控える中、前日に米政府が中国を「為替操作国」認定から解除したことを背景に、投資家のリスク回避姿勢が後退し、相対的に安全な通貨として買われていた円を売ってドルを買う動きが強まり、東京市場で昨年5月以来約8カ月ぶりに110円台を付けた。その後のNY市場では、本日発表された昨年12月の米消費者物価指数とコア指数が市場予想を下回ったことから、109円台後半を付ける場面も見られたが、米株価が史上最高値を更新したことでドル買い・円売りが優勢となり、110円近辺での推移となっている。

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