外為市況=強弱材料が交錯し、110円台前半でのもみ合い

2020/01/18 6:00:00

 週末17日の外国為替市場の円相場は、1ドル=110円台前半。
 20日の米国市場が休場となるため模様眺め気分が広がる中、本日発表された中国の2019年の国内総生産(GDP)は29年ぶりの低水準となったが、12月の中国経済指標は同国経済の底堅さを示した。米中が「第1段階」貿易合意に署名して一段の事態悪化を回避する中で、中国の景気の先行きに対する警戒感が低下し、投資家のリスク回避姿勢が後退したため、相対的に安全な通貨として買われていた円を売ってドルを買う動きが先行する一方、本日発表された米経済指標が総じて低調な内容となったことからドル売り・円買いが見られるなど強弱材料が交錯し、110円台前半でのもみ合いとなっている。

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